auひかり、フレッツ光、NURO光、ソフトバンク光・・・いったい違いは何!?
自宅で使える光回線を調べていたら、いろいろブランド名が出てきて、いったい何のことなんだろうと感じるかもしれません。
自宅にネット回線を用意したいだけなのに複雑すぎる!なぜこんなに悩ませるんだ!と思ったあなたへ。
光通信のすごーく基本的な「運営会社」や「設備」と言ったところから違いをご紹介します。
目次
光通信とは
光通信は、光ファイバーの技術を使って、インターネットに高速接続できる技術です。
技術的には「光ケーブル」というものを、自宅に引き込んでくることによって使えるようになります。これを「FTTH(Fiber to the home)」と言います。FTTHっていうのは自宅に光ケーブルをつないでいます!という事ですね。
○○光というのはぜんぶFTTH(光通信)のサービス
ということで、auひかりとかフレッツ光とか、「光」っていう言葉がついているのは全部光通信を提供しているサービスです。(あ、それは知っていたかな)
で、いったい何が違ってくるのかというと「通信業者」の違いです。
日本には3つの大手通信会社があります。「NTT」「KDDI」「ソフトバンク」です。さらに細かく分けると、電力系事業者というものもあります。
その中でも、日本のあらゆる地域に光ケーブルの設備を設置しているのが「NTT」と「KDDI」です。
NTT系かKDDI系か
総務省のページを見ると、
(1) データ通信
固定系ブロードバンドサービスの契約数は3,739万(前期比+0.4%、前年同期比+3.0%)となっています。
FTTHの契約数は2,729万(前期比+0.9%、前年同期比+5.0%)、FTTHの契約数における事業者別シェアについて、NTT東西は69.7%(前期比▲0.3ポイント、前年同期比▲1.3ポイント)、KDDIは12.7%(前期比+0.1ポイント、前年同期比+0.4ポイント)、ケイ・オプティコムは5.7%(前期比±0ポイント、前年同期比▲0.1ポイント)、九州通信ネットワークは1.3%(前期比、前年同期比ともに±0ポイント)、その他電力系事業者は2.0%(前期比±0ポイント、前年同期比+0.1ポイント)となっています。
固定系超高速ブロードバンドサービス※の契約数は3,055万(前期比+1.1%、前年同期比+5.6%)となっています。
という風になっています。
出典:総務省
ということで、NTT系が光通信の7割のシェアで、KDDIが1割、残りの2割を他の通信業者サービス(主に電力会社の子会社)が提供している感じですね。
広い視点で見ると、設備を持っている業者はNTTかKDDIかしかないわけです。
じゃあNURO光って?
というわけで、最近話題になっている「NURO光」や「ソフトバンク光」っていったい何のサービスなの? ということなのですが・・・
まず独特なNURO光について説明してみると、NURO光はNTTの通信設備を使っているんです。
NUROが独特なサービスとして提供しているのは、通信設備を借りているのではなく買い取って運営しているからなんです。
実際に、現在のネット接続で世界最速と言われている「NURO光」を運営しているソネットという会社の公式サイトにも
NTT東日本提供の光ファイバー設備を利用して、インターネット網からお客さまのご自宅までSo-net(ソネット株式会社)がワンストップでサービス提供するため、高品質で安心なインターネットライフをお楽しみいただけます。
という風に書いてあります。
NURO光は「NTTの通信設備をソネットが独占して提供しているサービス」なわけですね。
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じゃあソフトバンク光も、NTTの通信設備をソフトバンクが独占して提供しているサービスなの?というとそうではないのです。
ソフトバンク光や光コラボレーションについて
上にあげた「NURO光」はすごく独特な形態の光通信なのですが、ソフトバンク光は「ソフトバンクがNTTの回線を借りて運営している光通信」なんです。
- NURO光=NTT回線を独占
- ソフトバンク光=NTT回線を卸売
ということで、この卸売りをやっているのを「光回線サービスの卸売事業」と言います。ソフトバンク光はそのなかでも特に有名ですね。
この卸売り事業者はソフトバンク以外にもたくさんあって、それを「光コラボレーション事業者」と言います。
まとめ
- auひかり=KDDIの設備で、KDDIが提供しているFTTHのサービス
- フレッツ光=NTTの設備で、NTTが提供しているFTTHのサービス
- NURO光=NTTの設備で、ソネットが独占提供しているFTTHのサービス
- ソフトバンク光=NTTの設備を借りて、ソフトバンクが提供しているFTTHのサービス
ちなみに、モバイル回線の会社の「ドコモ」「au」「ソフトバンク」という3大キャリアは、それぞれ
- ドコモ=NTT
- au=KDDI
- ソフトバンク=Softbank
という親会社になっています。3社とも光回線サービスを提供していますが、回線設備を持っているのはNTTとKDDIだけというわけです。ソフトバンクは借りているだけ。
こう考えてみるとNTTってすごい会社ですね。
結局どこがいいの?
こうやって見てくると「結局どこがいいの?」と疑問に感じるかと思うのですが、僕の個人的な意見としては
どこでもいい
というのが本音です。
調べれば調べるほど、各社の違いってそんなにない気がしますし、光回線のスピードはどこも一緒です(NURO光を除く)
それぞれ「安定性」「サービス」「料金」などで差をつけていますが、どこもあんまり変わらない感じがします^^;
今使っている会社をひいきにしたり、気になるところに乗り換えてみたりするのもありなんじゃないかなと思います。
でも基本的には「NTTの回線設備」か「KDDIの回線設備」というところでしか違いはないので、それを覚えておくといいと思いました。
地域によっては、NTTかKDDI以外の選択肢もあります。独自の光ファイバー設備を設置しているところです。例えば関西や九州にはそれぞれ、関西電力が運営する「ケイ・オプティコム」や、九州電力が運営する「BBIQ(ビビック)」という通信業者が独自に回線設備を設置しているところがあります。でもこれらの地域でもNTT回線は使えるので、やっぱりNTTのシェアが多くなっているわけです。
今後もそれぞれの業者に絞った記事も書いていきますので参考にしてくださいね。
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2016/04/12