【イオン vs DTI vs 楽天】電話かけ放題のある格安SIMを徹底比較!
最近、電話かけ放題ができる格安SIMが出てきました。最初に知ったのは楽天モバイル。その次にDTIモバイル。そして、今週イオンモバイルからも国内24時間かけ放題のプランが登場しました。
そこで今回は、電話かけ放題のできるSIMの比較をしてみたいと思います。どの会社のが一番オススメなのか分析してみましょう!
目次
かけ放題を提供している格安SIM3社の紹介
まず初めに。格安SIMのかけ放題は「5分まで」という縛りがあります。5分以内に電話を切って、かけなおすことによって実質かけ放題になります。
いちいち切っているのが面倒で、長時間のかけ放題を探している方はキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・Y!mobile)へどうぞ。(5分までの制約があるので安くなっているという前提です!)
新しいイオンモバイルの電話かけ放題特徴
まずは今回新しく出たイオンモバイルの電話かけ放題の特徴です。
- 契約プランの最安値:データSIM1GBプラン480円
- オプションの電話かけ放題:1500円
- 1回の通話時間制限:300分まで
- 最安値での契約金額合計1980円/月
最安値が1980円で電話がかけ放題になる、という設定なのですが、ひとつ注意しておきたいことがあります。
それは、イオンモバイルの通話し放題は「050アプリ」を使った通話し放題だということです。
050アプリというのは、別名無料電話アプリと言ったりIP電話アプリと言って、電話回線を使うのではなくインターネットのデータ回線を使って通話するものです。
それで、必然的に普通の090や080を使う電話より通話品質が落ちてしまいます。今僕はSmarTALKという050アプリを使っていますが、携帯電話の通話より品質は悪いです。使い物にならないというところまではいかないものの、通話品質を求める方であれば「音声SIM」という電話番号がもらえるプランのほうがいいと思います。
ただ、その分普通はかけ放題にするために5分以内に1度電話を切ってかけなおす必要がありましたが、イオンモバイルでは一度に300分、連続して話しても無料です。そして、IP電話の仕組みを使った050の番号は最低利用期間の縛りがありません。
下で紹介しているDTIと楽天は、どちらも電話回線を使った電話かけ放題プランです。(5分制限あり)
DTIの電話かけ放題特徴
- 契約プランの最安値:音声SIM3GBプラン半年間1480円/半年後から2270円
- オプションの電話かけ放題:0円
- 1回の通話時間制限:5分
- 最安値での契約金額合計:半年間1480円/半年後から2270円
DTIの電話かけ放題は、IP電話の仕組みではなくて、普通の携帯電話の090/080プランと同じものです。キャリアの電話かけ放題プランとまったく同じもので、時間制限が5分までのものと考えてください。そのため通話品質は最高です!
そう考えると、最初の半年が1480円で電話かけ放題というのは驚異的な価格設定です。
サービス内容としては、1回の通話5分以内なら24時間かけ放題。そしてプランによっては裏技のように月の中ばでかけ放題プランに変更することも可能で、「あ、今月は話しすぎてしまった!」というときにかけ放題プランにすると、今までの通話料金がいくらであってもでんわかけ放題の780円だけになります。
上の1480円というのは、「でんわ定額プラン(データ3GB+電話かけ放題)」というものです。似た名前でちょっとややこしい「電話かけ放題プラン」というのは、ネット定額プランにつけられるオプションで、この場合は「ネット使い放題(1920円)+電話かけ放題(780円)=2700円」、ということになります。
つまり、DTIではデータ3GBまで使える電話定額プラン(1480円)と、ネットも電話も使い放題プラン(2700円)というものがあるというわけです。
至れり尽くせりな気がしますが、デメリットは、12か月間の最低利用期間(縛り期間)があるというところです。
DTIのかけ放題こちらも!楽天モバイルの電話かけ放題特徴
- 契約プランの最安値:通話SIM1250円(これはデータ通信の速度が著しく遅いので3.1GBプランの1600円が妥当)
- オプションの電話かけ放題:850円
- 1回の通話時間制限:5分
- 最安値での契約金額合計:2450円
今回紹介している「イオンモバイル」と「DTI」、そしてこの楽天モバイルの通話し放題の方式は少しずつ違っています。楽天モバイルの電話かけ放題は、090/080の電話番号を使いつつも、無料通話にするためには専用のアプリから電話をかけないといけない、というものです。
ちょっと複雑なのですが、5分以内の通話であれば「楽天でんわ」というアプリからかければかけ放題になります。
今回のイオンモバイルの通話し放題が出て、すでにDTIモバイルの影に隠れてしまっていた楽天モバイルは(電話かけ放題の分野で)さらに影を潜めることになってしまいました。無料電話以外は魅力的な会社だと思うんですけどね。
楽天のかけ放題価格比較
- イオンモバイルの電話かけ放題:1980
- DTIの電話かけ放題:半年間1480/半年後から2270
- 楽天モバイルの電話かけ放題:2450
こう比べてみると、価格ではDTIモバイルがベストですね。本当に安く済ませたい場合はずっと1980円/月で使えるイオンモバイルになると思います!ただ、イオンのこの価格はデータ使用量が1GBなので、データ3GBを付けた場合はDTIのほうが安くなります。
楽天モバイルは安定したオススメなSIMカードですが、電話かけ放題プランを追加してしまうとこのなかで一番高くなってしまいます。
デメリット比較
それぞれのデメリットを上げてみます。
- イオンモバイルの電話かけ放題:IP電話なので通話品質が微妙
- DTIの電話かけ放題:1年の最低利用期間の縛りがある
- 楽天モバイルの電話かけ放題:かけ放題にするには「楽天でんわ」のアプリ使用必須
メリット比較
続いて、メリットを上げてみます。
- イオンモバイルの電話かけ放題:一度に300分電話かけ放題。最低利用期間無し、解約金無料。
- DTIの電話かけ放題:普通に端末の電話から通話するだけで5分までは無料なので手軽。
- 楽天モバイルの電話かけ放題:楽天でんわアプリを使えばかけ放題。
ちょっとメリットについて補足させてもらいたいと思います。
楽天モバイルの「電話かけ放題」の面でのメリットなのですが、イオンモバイルと比べると、
- イオンモバイル:050アプリ(IP電話)
- 楽天モバイル:楽天でんわアプリ(電話回線)
ということになるので、電話回線を使った楽天モバイルの通話品質のほうが良くなります。ただ、楽天とDTIモバイルを比較すると
- 楽天モバイル:楽天でんわ(電話回線)
- DTIモバイル:普通の電話(電話回線)
になってしまうので、若干メリットは薄らいでしまいます。(DTIモバイルは特別なアプリを使わなくても5分間無料通話になります)
かけ放題時の品質と価格についてまとめると、
- 通話品質については、「DTI=楽天>イオン」
- 価格については、「DTI>イオン>楽天」
ということになります。
総合評価
上のメリット、デメリットを考えたときに個人的にはDTIモバイルの電話かけ放題が一番だと思います。
ただ、人によっては実店舗がなく怪しげなDTIと契約をするのに躊躇するかもしれません^^;
その場合は、イオンと楽天はネームバリューがありますし、実店舗展開もしているので安心して契約できるかもしれません。
スマホで、電話をよくかけるとしたら、この3社で「電話かけ放題プラン」ぜひ利用してみてください!
タブレットで使いたい!格安データSIMカード番付
DTI
今現在一番安く格安SIMを始められるのがDTI!
半年間無料で使えるSIMはこれだけ。最初に事務手数料だけ払う必要はありますけどね。
イオンモバイルはずっと安いですが、この半年について言えばDTIが一番安いでしょう!
今使っているスマホに使ってもいいかもしれないです^^
イオンモバイル
格安SIMがまるごとわかる本(晋遊舎)で22ブランド中総合ランキング1位のSIMです。
ブランド力もあるイオン系列のイオンモバイルなら、値段もサービスもばっちりです。
月額480円~始められる価格の安さや、最低利用期間が無い点もバランスがとれていますね!